
現地採用の給与、貯金等
2007年、僕のタイ現地採用での初任給は、6万バーツでした。
そこから社会保険、税金等が引かれ、5万バーツ強が手元に残る訳ですが、
アパート代5千バーツ、生活費が2万バーツほどでしたので、
手取りの半分である2万5千バーツほどが毎月貯金できました。
- 給料手取り: 50,000バーツ
- 生活費、その他 25,000バーツ
- 毎月の貯金 25,000バーツ
- 1年の貯金 300,000バーツ
給料は高くはなかったですが、タイでの生活費を考慮すると決して悪いものではなく、
なんだかんだで結構貯金できてました(1年で100万円ほど)。
駐在の方達が駐在中に一財産を築けるのは、
各種手当の他に、タイの物価が安いからなんだと思います。
(逆に、物価の高いシンガポール駐在とかは、大変らしいです)
その後、タイ人彼女の大学の学費支払いや、
副業を始めた事で貯金はパーになってしまうのですが、
実はその後、タイの退職金積立制度プロビデントファンドに助けられました。
タイの退職金積立制度については、下記ページに詳しい解説が載っています。
社員満足度をアップさせる福利厚生の切り札「プロビデント・ファンド」の動向
タイの企業にとって、社員の満足度をアップさせる福利厚生の代表的なアイテムとしては、プロビデント・ファンドや、民間の医療保険などが挙げられます。 …
僕が働いていた会社は、日本人がタイで立ち上げたタイの会社で、
従業員は100名未満の状態を維持し、家族的な経営で成功していました。
社長の懐の深さもあり福利厚生は充実していたのですが、
途中から、タイの退職金積立制度プロビデントファンドに加入しました。
勤続年数が長い人は、給料の10%を退職金積立制度に積み立てる事が出来たのです。
例えば月給が10万バーツだったとすると、
- 給料: 100,000バーツ
- 個人積立金:10,000バーツ
- 会社側積立:10,000バーツ
月2万バーツが積立金に回っていき、
勤続5年以上で会社側積立も全額支給される(55歳未満での引き出しは、税金が引かれますが)ので、
- 毎月積立金: 20,000バーツ
- 勤続5年: 1200,000バーツ
このような好条件でしたので、
タイ人の早期退職者を避ける側面もある退職金制度が仇となり、
辞めさせたくても辞めない輩が続出したという思い出があります。
生活費
生活費は2万5千バーツほどと書きましたが、当時のその内訳は非常にシンプルで、
- アパート代(水道代、電気代含む) 5,000バーツ
- 食費諸々、交遊費 20,000バーツ
となります。
アパートはコミコミでWifi環境が整っていましたし、
携帯電話も会社支給、通信費会社負担でした。
交遊費の出費では、ギターを弾いておりましたので、
バーに音楽を聴きに行ったり、ジャムセッションしに行ったりで、
街中のスクンビット界隈や、旅行者の集まるカオサン通りで週2~3回出掛けており、
その際の出費がほとんどでした、
2020年現在、ひょんなことからタイ現地採用から駐在員扱いとなり、
給料や出費関係は大きく変化しております。
その経緯と待遇の違いは、下記ページに書かせて頂きました。
2020年6月現在での生活費ですが、下記のように変化しております。
- スマホ通信費 700バーツ
(個人で別途番号とスマホを取得した為) - Wifi通信費 700バーツ
(コンドミニアムを購入したが、無料Wifi環境が整っているはずもなく) - 食費 15,000バーツ
(コロナ騒ぎで自炊の機会が増え、
むしろ外食で屋台料理食べていた時より高く付いている
+物価の急激な上昇) - 電気、水道代 1,500バーツ
(自宅勤務が増え、エアコン付けっ放し) - 交遊費 0バーツ
(ギターは続けているものの、バーが閉まってる) - 友人支援 5,000バーツ
(友人のミュージシャン達が失業中の為)
合計 22,900バーツ(コロナ特別価格)