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タイの手組み式トイレで初顔合わせ

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皆さんいかがお過ごしでしょうか。

ハッピーソンクラーン!本当におめでたいですね。

そしてタイのソンクラーン祭りと言えば水掛け。

水掛けと言えば、以前ご紹介させて頂いた僕の知り合いであります、お尻シャワー乱れ撃ち社長。

タイで普及しているお尻シャワーの水圧を確認する為、トイレ個室に備え付けられたお尻シャワー30丁を乱れ撃ちしていた様には度肝を抜かれました。

良くフリーペーパー等でガンシューティングの体験ツアー等企画されているようですが、社長と行くお尻シャワー乱れ撃ちツアーを企画して一獲千金を目論んでいます。

さて、皆さんの気になる社長の話はまた次回にさせて頂くとして、今回は新たにタイへ赴任した僕の上司、佐藤部長(仮名)の話となります。

その国を知ろうとすること

新たに赴任した僕の上司、佐藤部長は真面目な方でした。以前、アメリカへも駐在していましたが、今回初めて赴任する国はタイの首都バンコック。

その国を知ろうとすること。

以前の駐在の経験から、それがかの国で成功する為の秘訣であると心得ていた佐藤部長は率先してタイ語を覚え、果敢に辛い料理へも挑んでいきました。

そんな中、どうしても折り合いのつかないコワモテの輩がいる事に気付きました。

それが手組み式トイレでだったのです!

桶で救った水で洗い流す、それだけ

このシステムを開発した人は既にノーベル平和賞を受賞しているかと思いますが、用を足したあと、汚れたパーツを桶ですくった水で洗い流す。それが水洗トイレの原型であり、タイでもその原型スタイルが今でも残っている、という事なのかもしれません。今流行りの原理主義という言葉を借りるならば、うんこ原理主義という事になります。

僕の祖父の時代ですと、用を足した後は、しめ縄にまたがって汚れをふき取っていたと聞いておりましたので、トイレ業界のここ数十年の技術変革には、ガラケーからスマホの変化以上に目を見張るものがあります。

ただ令和ウォシュレット世代は、過保護に育てられた肛門様がマイルドな水圧を求めすぎるきらいがあり、タイに初めて来られた方々は、ダイヤモンドをカットする時の水圧と同等とも言われるお尻シャワーの洗礼を受ける訳ですが、まだまだそれらはウォシュレットの兄弟分の類いであり、もはや親とも兄弟とも似ても似つかないもの、むしろ親の仇とでも言うべき存在が、手組み式トイレになるかと思います。

部長の挑戦。これができたら1億円

前日の夜、社員の送別会で食べた海鮮料理が当たったのでしょうか、朝から青ざめた顔で出社してきた佐藤部長。オンライン会議もトイレの個室から行っているほどの有り様で、こんな状態の人に重要クライアントとの打合せ、社運のかかった1億円級プロジェクトの打合せを任せて大丈夫なのか?と自分自身に問いかけていました。

「俺は大丈夫だ。全て任せてくれ。」

その一言に、日本のサラリーマンもまだまだ捨てたもんじゃない、そんな尊敬の念を抱きました。

青ざめた顔で、ドライバーの運転する車の後部座席に乗り込む佐藤部長。

「今日の案件、何卒宜しくお願いします!」

僕は車までお見送りをし、佐藤部長の成功を願わずにはいられませんでした。

五分後、ドライバー氏から電話が入りました。

佐藤部長の顔が真っ青だ、俺はどうしたらいいんだ?との事で、急いで近所のガソリンスタンドへ駆け込むよう指示しました。

慌ててトイレに駆け込んだ上司の目の前には、初めてお手を合わせる事になる手組み式トイレが鎮座していました。水の張られた水槽に、プラスチックの桶がプカプカと浮かんでいます。

初めて見る手組み式トイレの形相に何をして良いか分からず、まず自分が敵ではない事を示すため全ての衣類を脱ぎ棄て、全裸になってその時(便意)が来るのを待った、と報告がありました。

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