
皆さんいかがお過ごしでしょうか。
風邪など召されておりませんでしょうか?
さて私KOBORIですがコロナを召しまして、ホスピテルに閉じ込められていました。
タイの社会保険を利用しての滞在となりましたが、下記ツイートがどなたかの参考になりましたら幸いです。
さて今回は、スマホなどが普及していなかった頃のバンコクでのお話です。
NOKIAのガラケーがステータスで、i-mobileという怪しいガラケーブランドを持っている外国人の僕は周りのタイ人より訝しがられていた訳で、そんな義理人情の世界に生きていた男たちのストーリーとなります。
行先を告げても、そこが何処だか分からない

そんなある日、私KOBORIと友人は、盛り場へ遊びに行くためにタクシーに乗ろうとしました。
行先は、華の都の中心部アソーク。
流しのタクシーを捕まえ、勢いよく乗りみました。
ところが…
アソークってどこ?と聞かれました。
それもそのはず、話を聞けば彼はイサーンからバンコクへ上京して未だ一週間足らずなのでした。
その後も何度か経験する事がありましたが、バンコクに住んでる期間が長ければ長くなるほど、仕事探しや大学に入る為にタイの田舎から出てきたタイ人より、自分の方がよっぽどバンコクの地理に詳しいという事実に気付きました。
タイの田舎の人にもバンコクの夜の輝きを満喫して欲しい…そんな思いから僕の友人はタクシーのハンドルを握りました。
タクシーの窓を流れるバンコクの夜景

友人の運転するピンク色のタクシーは、ネオンで彩られたバンコクを風を切るように走りました。
友人にとっては久々のマニュアル車だったようで、道中何度かエンストしてしまいましたが、ギアチェンの度にガクガク揺れるタクシーの窓にはバンコクの綺麗なイルミネーションが流れては消えていきました。
後部座席に座ったタクシーの運ちゃんの横顔を見ると、運ちゃんの目にもバンコクのイルミネーションが写り込んでいました。
きっと上手く行ってたらいいな、上京。