
日本にはラーメンという麺料理がありますが、みなさんご存知でしょうか?
そしてタイにはクイッティアオと呼ばれる麺料理がありますが、
みなさんご存知でしょうか?
ただこれら麺料理に対する思い入れに、
タイ人と日本人の間で、大きな差異がある事が分かってきました。
要約しますと、下記のようなものをKOBORI的に感じています。
日本人:麺をすすってお腹を満たし、トッピングを楽しむ。
タイ人:トッピングを楽しんで、サブの麺はまあ残してもいいかな。
これらの衝撃的な違いに初めて気付いたのは、
ある日、会社の同僚たちとクイッティアオ屋台で昼食を楽しんでいる時でした。
タイのクイッティアオは、小腹を満たすにはちょうど良いかもしれませんが、
脂が乗り切って皮膚から染み出し、悪臭を放っているような働き盛りのKOBORIには、
とてもとても満たされる量ではありません…。

当然、2~3杯ほど注文する事になるのですが、
「麺を食べて腹を満たしたい!」と考えている僕にとって、
トッピングの魚ボールや、揚げ豆腐を残すことを、
罪深い事であるとは考えていませんでした。
それを見た同僚のかわいい女の子が一言、
「あー、KOBORIは魚ボールを食べ残してて勿体無いわね。」
そう言う彼女の食べ残しを覗いてみると、
トッピングは全て食べてあったものの、麺が半分ほど皿の中に残っていました。
「なんだ、お前だって麺こんなに残してるじゃないか!」と一触即発の状態になりましたが、
その後、そんな彼女と結ばれる事になるとは夢にも思っていず、
そして実際に結ばれる事もありませんでした。
日本でラーメンを食べてきたタイ人の感想を聞くと、
「美味しかった。でも麺の量が多すぎて、トッピングが少なかった」という感想が多いのも、
今となっては頷けるKOBORIなのでした。